読売新聞に掲載「国産米食べ生産者支援」
輸入米頼りはリスク・主食の価値再考
読売新聞に掲載「国産米食べ生産者支援」
- 2024年12月07日(土)
米穀販売店の現場から見た米不足や価格高騰の背景、そして国産米を選ぶことの重要性についてお話ししました。
記事では、令和5年産米は猛暑の影響による品質低下や在庫不足がもたらす市場の影響について、具体的な事例を挙げながら解説しています。特に、8月の新米切替の「端境期」における消費者の不安や買いだめの動き、これが供給状況に与えた影響についても触れています。
新米が出回ってからも在庫不足による価格の高騰が続いており、消費者にとっては負担となる一方で、長年、生産コスト上昇の負担に耐えてきた生産者にとっては、必要な水準に推移してきたといえます。ただし、急激な価格上昇は家庭や飲食店にとっても大きな負担をもたらしているのが現状です。
また、輸入米に頼りすぎるリスクや、国産米を消費することが農業の未来を支える重要な役割を果たしている点についても強調しました。
国産米を選び、食べることが、消費者一人ひとりにできる生産者支援の形です。主食であるお米の価値を改めて見直し、日本の農業と食文化を守るきっかけになればと思っています。