産地情報

長野と魚沼コシヒカリの生育確認

2012年09月20日

収穫の最盛期を迎えており、本格的な稲刈りが長野県、新潟魚沼では始まりました。

 収穫最盛期 長野飯山コシヒカリの生育状況(9/20)

もう稲刈りです!ちょうど良い刈り時

ここは、イネが倒れることもなく、丈夫に育ち、米粒はふっくらとしていました。

山を越えればすぐ新潟津南町(魚沼)、冬は豪雪地帯冬期封鎖の道路も多く、四季を感じさせてくれる場所です。

 稲刈りスタート( 無人駅も多い飯山線車窓)

長野駅から飯山線に乗換、左手には山、右手には千曲川が流れ、稲穂は緑から黄緑、そして黄金色に輝いていました。
千曲川は新潟県に入ると信濃川と名前が変わるのを知りませんでした。

山の方は、田んぼも小さく、コンバインではなく、小型のバインダーで刈取りしている姿もみえました。
既に刈取りが終わっているところは、「はぜかけ」をしているところもありました。

今年のイネは例年に比べ丈がわずかに短い傾向です。台風や数日前からの雨、風の影響で倒れているイネもありました。

目の前の山は野沢温泉

この場所の水は、上流にブナ林で蓄えられた清流を使って栽培されていました。

昔からブナの一本で1反の水を蓄えると教えられ、ブナ林を切ることはとんでもない話だ、と言い伝えられています。
以前、スキー場の開発の話があり、ブナを切ると水が枯れてしまうと、反対したそうです。

生産量も少なく「幻のコメ」とも言われています。

  長野県北部地震(栄村大震災)

東北、原発事故のニュースでほとんど報じられなかった栄村大震災。こんなことになっているとは知りませんでした。

3.11の翌日、3月12日AM3:59 長野県北部を震源とする強い地震(震度6強)に見舞われ、甚大な被害を被りました。

 まだ続いている復旧作業

仮設住宅でまだ100人余りの方が生活されていました。

7月19日には、天皇、皇后両陛下が栄村の応急仮設住宅に足を運ばれ、お見舞いのお言葉を掛けられました。

栄村大震災被害状況と現状(長野県栄村)

日本最高積雪地点(森宮野原駅)

森宮野原駅で昭和20年2月に7m85cmの積雪が観測。

世界的にも、人が定住しているところでは有数の豪雪地です。
この豊富な雪が、春の雪解けと共に静かにブナの森を潤し、多様な生き物を育みます。
わき出る清水は、村人の飲料水となり、田畑を潤す農業用水にもなっています。

 十日町から六日町へ(ほくほく線車窓)

長野県北部よりも十日町の方が刈取りが進んでいるようでした。(半分くらい)

今年は、気温が高い日が続いたことなど、登熟具合や積算温度に達したこともあり、一斉に刈取りをはじめていました。

前日の雨で 一部イネが倒伏(9/20)

イネが倒れるのはほとんどなかったのですが、前日の雨、風で倒れているところもありました。
このくらいでコンバインで刈取りが可能です。

美しい 南魚沼全景

肥料(栄養)が多かったり、少なかったり、水の管理など、イネの状態を見極め、丈夫に美味しく育ったお米を厳選します!

 

南魚沼産コシヒカリ(特別栽培/無化学肥料)