お米の知識

「お米品種」作付割合 平成28年産(速報)

2016年08月09日

今年の品種作付同行の速報が発表されました。国内で約260種類の品種が作付けされていますが、その中でコシヒカリの栽培面積は最も多く、平成28年もコシヒカリが全体の35.9%が作付され、昭和54年以来38年連続のトップです。

上位10品種のうち1~9位は前年と同じ順位でしたが、「ゆめぴりか」が昨年11位から初めて10位にランクインしました。上位10品種の中で作付割合が増えたのは北海道の2品種だけの結果になっています。

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(単位:%)

順位 品種名 作付割合 主要産地
 1 コシヒカリ 35.9 新潟、茨城、福島
 2 ひとめぼれ 9.4 宮城、岩手、福島
 3 ヒノヒカリ 8.7 熊本、大分、鹿児島
 4 あきたこまち 6.8 秋田、岩手、茨城
 5 ななつぼし 3.5 北海道
 6 はえぬき 2.7 山形
 7 キヌヒカリ 2.6 滋賀、兵庫、埼玉
 8 まっしぐら 1.9 青森
 9 あさひの夢 1.6 栃木、群馬
10 ゆめぴりか 1.6 北海道

※平成28年産水稲うるち米の品種別作付動向(速報) 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構調べ

1位 コシヒカリ

昭和31年(1956年)品種登録 ≪農林22号×農林1号≫

コシヒカリが東日本と西日本それぞれで作られていた品種を先祖に持つことにあります。コシヒカリは、かつて東日本で最も美味しいとされていた「陸羽132 号」と、西日本で美味しいとされていた「朝日」の血統で、農林22号と農林1号を掛け合わせて誕生。栽培地域と美味しさ両面で、西と東の良いとこ ろを受け継いでいるため、全国で作られるようになったのです。

2位 ひとめぼれ

平成4年(1992年)品種登録 ≪コシヒカリ×初星≫

東北から沖縄まで35府県で栽培されています。

3位 ヒノヒカリ

平成2年(1990年)品種登録 ≪黄金晴×コシヒカリ≫

九州地方から北上し、関東地方に近づいている。27府県で栽培されています。