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「青天の霹靂・あさゆき」青森へ
2018年07月22日
平成30年産の『青天の霹靂』、『あさゆき』の生育状況の確認のため、青森県田舎館村を訪問しました。
田舎館村は青森県津軽平野の南部に位置し、農業が盛んな人口8,000人余りの小さな村です。
なかでも稲作の歴史は古く、弥生時代中期(2,100年前)の水田跡は、北方稲作文化の歴史を塗り替える大発見でした。
いろいろな産地の田んぼアートを見てきましたが、この田んぼアートはトップクラスでとても素晴らしい作品です。
25年前に始まり、年々レベルがアップされているのがよくわかります。今では、アートの2毛作として、「冬の田んぼアート」も幻想的で素晴らしい作品です。スノーシューを履いて雪原を歩き足跡で描いた「スノーアート」。
「食べられる名作」田んぼアート(手塚治虫キャラクター)
(弥生の里展望所)
今年で生誕90周年を迎える手塚治虫氏の作品から、鉄腕アトム、ジャングル大帝、ブラックジャック、リボンの騎士が描かれています。
ローマの休日
(田舎館村展望台)
イタリア製のスクーター「ベスパ」に乗って、ローマ市内を巡るシーンが描かれています。
田んぼアートで使われている稲の品種
【食用】
緑色:つがるロマン、あさゆき
【古代米】
紫色:紫大黒 黄色:黄大黒 濃緑色:緑大黒
【観賞用】
白色:ゆきあそび 赤色:べにあそび 橙色:あかねあそび 紫色:紫穂波 赤色:赤穂波 白色:青系赤174号
小石を並べた「石アート」ダイアナ妃
白、黒、グレーなどの色の異なる小石を敷き詰めて故人の肖像を描かれています。隣には、美空ひばりも
田んぼアート駅
青天の霹靂「人工衛星からお米の美味しさがわかる」
【最新技術】
衛星画像から「青天の霹靂」の収穫適期や玄米タンパク質含有率を水田1枚ごとに判別している。
昨年から、スマホやタブレットから見れるようになったそうです。
あさゆき(低アミロース米)
「あさゆき」は「ミルキークイン」を品種改良して生まれたお米。青森の気候・風土に合わせた、大粒で粘りのあるお米です。
お米のデンプンは「アミロース」と「アミロペクチン」の2種類に分けられ、アミロースの比率が低いと、粘りの強い、モチモチとごはんになります。
田植え 5月20日頃(例年通り)6月中旬の低温により生育がやや進まなかったが影響は少なかった。草丈(67.7㎝)は平年より長く、茎数も多かった。幼穂形成期は平年並みの7月12日頃 (7/15現在)
順調に生育しています!