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22年産米について 電話取材(TV・ラジオ)
2010年10月17日
22年産のお米について、おはよう日本(NHK)、TBSラジオから電話取材がありました。
過去113年間で最も暑い夏となった今年は、稲作にも影響が出ており、お米の等級が下がっています。しかし、お米は、1個単位の農産物とは違い、粒の集まりですので等級が下がったからと言って、全体的な味が落ちるわけではないことを説明しました。
今年の等級が下がったのは、出穂・登熟期の気温が高く、米粒が白濁(白っぽい)した未熟なお米や成長が止まってしまったお米が原因です。しかし、産地でモミから玄米にするときに「ふるい」で落ちたり、また、精米するときにも「ふるい」や近赤外線、高感度CCDカメラを使って選別されるので、ほとんど消費者の方には影響はございません。※選別されたお米に限ります。
昨年に比べ若干、粒が小さくなっているお米や取れきれなかった白いお米があります。
玄米をコイン精米機などで選別をしないで精米されている方は、仕上がり(歩留まり低下)が少なくなってしまうことがあります。いつもは、30キロのところ約27キロだったのが、24キロ~27キロくらいの仕上がりとなります。
炊きたては美味しいのですが、時間が経つと、水っぽく、弾力もなく、団子状になってしまうこともあります。(整粒の割合にもよります)
それを避けるために、小米や未熟なお米を取り除く作業があります。
選別しないでも、炊きたてごはんを冷凍保存すれば炊きたてのおいしさを保つことができます!
等級が下がることで、特に影響があるのが生産者です。等級が下がると収入減になり大変な問題です。
等級は品質基準なので、1等米だからと言って必ずしも美味しいお米とは限りらず、2等などに落ちてしまったお米にもおいしいお米はたくさんあります。
今年は値段も下がっているので、いつもよりワンランクアップしたお米が購入できるチャンスと思って頂ければと思います。
栄養バランスの良さで世界の人々が注目する日本型食生活で、家族みんなの健康づくりを目指しましょう!