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田んぼの生き物調査(有機栽培)
2006年06月23日
当店で扱っている「有機JAS 有機栽培米」の生産者の田んぼで、今、生き物がどれくらい生息しているか、栃木まで行って調べてきました。
有機栽培米は、農薬や化学肥料を2年以上さかのぼり使っていない栽培方法のことです。
農薬を使わないと「雑草の大量発生」や「害虫の被害」などを受け収穫量が減ったり、おいしいお米を作ることができないのです。
そこで「田んぼの生き物」の手助けが重要となるのです。
※この田んぼでは、絶滅危惧種の植物も発見しました!
■有機栽培の田んぼ
■田んぼの土を取り、生き物調査
■アミミドロ
水面に網の藻が発生し、水中まで光を通さないので雑草の抑制ができます。
■コサギも飛来
昆虫を捕らえたり、小魚を食べたりします。
■ミミズがたくさんいました。
ユスリカ、イトミミズ、ミジンコ、コガムシの幼虫、タニシ、ドブシジミなどなど
(ミミズ 1215万匹/10a ・ユスリカ 425万匹10a ・210万匹/10a)
↑こんな計算もできるんですよ!
■イチョウウキゴケ(絶滅危惧種)
日本でもかつては全国的に見られましたが、近年、水の富栄養化や、農薬散布などの影響で水質が汚れ、ひどく減ってしまいました。
■サンショウモ(絶滅危惧種)
一見見るとサンショウの葉っぱが散らばって落ちているように見えますが、実はこの浮き草、シダ植物です。昔は水田でよく見られたそうですが、除草剤の影響でほとんど姿を消してしまいました。