NHKニュース「おはよう日本」
おいしいお米! 新品種が各地に登場
NHKニュース「おはよう日本」
- 2018年10月04日(木)
30年産の新米についての特集の中で、今年のお米について、お米販売店の立場として取材を受けました。今年は、田植え後の好天から猛暑日が続き、水不足、台風、長雨が心配されましたが、産地の気象対策により、例年通りおいしいお米が収穫される見通しです。
特に魚沼地域では、30年産から魚沼米の栽培・出荷基準を見直し、「より高品質・良食味米」に向けての取組みを進めています。
実際に、土壌分析(150ヶ所)で丈夫な茎・根を育てる「土づくり対策」、7月下旬には、測定器で稲の状態を確認しながらの「肥培管理」、8月5日頃の出穂時期には「渇水対策」、お盆前後の台風に備えた「深水管理」、9月中旬には積算温度管理による「適期収穫」を行い、魚沼全体の品質を一定水準に維持する一方、雨で水分が多い状態で収穫したお米の「乾燥・調整対策」にはサイロクラーを導入し、施設全体で対策を行いました。
さらに、30年産から、魚沼憲章(ブランド基準)を改定、網目1.85⇒1.9mmに統一し、色彩選別機での調整など、高品質米が出荷される体制が整いました。
近年は、暑さに強い品種(耐暑性・高温耐性品種)の開発も進み、猛暑を克服できる良食味の品種にも期待が集まっています。
今年も産地の努力や工夫により丁寧に育てられた新米を、産地の想いと共に皆さまにお届けしたいと思っています。