産地情報

有機農業シンポジューム

2011年02月19日

有機農業のシンポジュームに栃木へ行ってきました。2日間で行われるシンポジュームでしたが、翌日予定があり、初日の記念講演と、有機農業の技術普及((無農薬・有機農業における病害虫防除の実際))の分散会に出席してきました。

【記念講演】 黒田洋一郎先生
「環境化学物質と子どもの脳の発達障害(ネオニコチノイド・有機リン農薬の危険性)

ミツバチからのメッセージ(世界で起きたミツバチ減少と大量死)

2007年春までに、北半球のハチの4分の1が消え、日本でも、イネのカメムシ防除のために使われたネオニコチノイド系農薬により大量死した被害が報告されています。(2005年)
※ヘリコプターにより農薬空中散布など

ミツバチが受粉をする主な作物

ミツバチ(昆虫)は受粉によって植物の多様性を維持し、森林や里山などを豊かで安定した生態系にする役割を果たしています。

【果樹】
イチゴ、メロン、スイカ、桃、梨、リンゴ、梅、ビワ、スモモ、カキ
【野菜】
トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、トウガン、レタス、ブロッコリー、菜種、そば、玉ねぎ

「新農薬ネオニコチノイドが脅かすミツバチ・生態系・人間」 (JEPAより)

農薬の変遷

有機塩素系(1960年代)→有機リン系(1980年代)→ネオニコチノイド系(2000年)
ネオニコチノイドは、農業、林業、家庭用殺虫剤などの用途で広がり始め、最近10年間で国内出荷量が約3倍にも増え、散布回数が少なくてすむことから、減農薬栽培(特別栽培)に使われています。

農薬使用量の世界比較(2002 OECD)

日本で一番多く使われているなんて驚きました。中国、韓国の農薬使用量も急速に増加しているそうです。

今後も有機農業を推進し、生き物を育みながら、農薬に頼らないお米づくりを応援していきたいと思っています!

東北新幹線の新型車両「はやぶさ」時速300キロ

シンポジュームへ向かう時、大宮駅で3月5日デビューする「はやぶさ」を発見。
中央のホームが貸切状態で近くまで行けませんでした。幹線初のファーストクラス「グランクラス」が少し見えました。ピカピカで圧倒されました。

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特に、妊娠中の方や小さなお子様がいらっしゃるご家庭におすすめです!