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佐渡米「朱鷺と暮らす郷」産地交流会
2014年09月01日
「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」産地交流会に参加するため、新潟県佐渡市へ行ってきました。
2008年9月25日にトキの試験放鳥を行い、それ以降10回159羽が放鳥されてきました。現在133羽余りが佐渡の大空を羽ばたいています。
2012年には36年ぶりに自然界で8羽のヒナが誕生し、38年ぶりとなる巣立ちが実現されました。
「新米(26年産)」もうすぐ収穫!
今年は冬の降雪量が少なかったため、3月下旬から順調に準備ができました。
栽培中、水不足や台風の影響もありましたが、その後は生育の遅れを取戻し順調に育っています。
「品質向上90」 プロジェクト
素晴らしい取組みです。農家100名が「佐渡米品質向上サポーター」として選任され、普及指導センター、JAがサポートしています。
農家が一人で考えるのではなく、それそれの専門家と連携することがとても大切です。
コシヒカリの出穂期は8月6日頃なので、刈取りは雨の影響などなければ9月16日頃ではないでしょうか。
こしいぶき
コシヒカリよりも早い「こしいぶき」。この状態であれば9月6日頃から稲刈りが始まる予定です。
田んぼ視察後はJA佐渡で、JA、佐渡市、生産者代表の方と意見交換しました。
ジェットフォイルで佐渡へ (新潟~佐渡)
時速78km/hで新潟港から両津港(佐渡)へ65分 また来ました。
「さどおけさ」でおもてなし
今回は日帰りではなく、1泊できました。夜はJAの皆さんと熱くお米について語り合いました。
佐渡の魅力を探求(翌日)
400年の歴史 佐渡金山
坑内は、お米の低温倉庫よりも寒いです。
東西に3000m、南北600m、深さ800m 総延長は約400km
佐渡の米づくりを支える技術(水上輪:坑内排水ポンプ)
紀元1世紀のころ、ギリシャの哲学者・物理学者のアルキメデスが考案したアルキメデスポンプが祖型されている。
用水路から高い場所の田んぼにこの技術が用いられたそうです。
金山技術と島の生活 桶
ごはんをいれて運ぶ、「おかちもち」、米、大豆などを入れる「米桶」などいろんな桶が鉱山で大量に使用されました。
その技術は漁業にも転用されて、「たらい舟」を生みだされたようです。
京町通り(鉱山最盛期の繁華街)
江戸初期には3階建ての家も見られたそうです。
明治21年の裁判所
現在は美術館として利用されています。
佐渡奉行所
1601年に金山が開かれると大勢の人が集まり、集落が形成されました。
面積は12ha、役人や抗夫・大工。鍛冶屋やお茶屋など400~500件で構成された町になったと言われています。
トキの森公園「トキまで2cm!?」
平成25年3月30日にトキふれあいプラザがオープンして以来初めての訪問。新しくなっていました!
大型のケージ内に自然に近い環境で飼育されているトキを直接観察することができます。
今回は、佐渡の大空を飛んでいる朱鷺が見られないなと思いましたが、両津港へ向かう帰り道、6羽の朱鷺をみることができました。
今後も、トキと共生をする佐渡のお米を応援していきます!