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「南魚沼産コシヒカリ」生育・収穫確認 南魚沼へ
2018年09月23日
30年産の南魚沼産コシヒカリの生育と稲刈り状況の確認で新潟県南魚沼に行ってきました。
今年は、梅雨明けが早く、猛暑や水不足、台風の影響で雨が続き、天候が心配されましたが、生産者やJA、行政のチームワークによって、万全の対策が講じられたことにより、今年も品質が良く、美味しいお米が実ることができました。
今年は、さらに、魚沼米の栽培・出荷基準(魚沼憲章)が見直しされ、より大粒で高品質で良食味なお米ができます。(1.9mm)
南魚沼産コシヒカリ(塩沢)
盆地特有の朝晩の温度差があり米づくりに良い環境です。(夜温が下がり、イネもゆっくり休めます)
晴れて穏やかな風もあり、稲刈り日和
生育状況(収穫前確認)
今年の魚沼米の取組
この地域では150か所に及ぶ土壌分析を今年から実施。まるで身体測定から人間ドックのようなものです。さらに、葉色診断による肥培管理(追肥)7月下旬頃
梅雨明けが早く、雨が降らず渇水対策、8月10日に恵みの雨で土を潤すことができました。その後は台風・フェーン現象の暑さ対策で深水などの水管理。
早刈り、刈遅れしないよう、地域ごとの積算温度管理、水分が多い状態で稲刈りをした場合の乾燥・調整対策をあらゆる対策をされていました。
今の収穫されているところは、少し量が減っているようですが、ふるいや選別でさらに高品質米が出荷されます。新米が楽しみです!
新設 サイロ冷却装置(サイロクーラー)の導入(カントリーエレベーター)
籾に水分が多い状態で収穫したお米の乾燥は、新たにサイクロクラーを導入して送風を送りを水分のムラをなくしていました。施設でも対策
各サイロの下から風を送っています。
本格的な収穫がスタート
このコンテナにコンバインで収穫した籾を入れ、カントリーエレベータに持ってきて、籾を乾燥させ、籾むき玄米にして、「ふるい」、「選別機」で高品質なお米に仕上げてから、検査をして出荷されます。
暑さに強い品種も増えてきている(耐暑性・高温耐性品種)
盆地特有の場所でない地域では、暑さに強いイネに切り替えているところも増えています。今年も新品種が続々登場です。
高温に影響を受けると、充実した透明感のある粒ではなく、未熟なお米(白っぽいお米)が増えてしまいます。
出穂後、前半は米粒の中心が白くなり、後半は背白、腹白、基部未熟となり、お米を見ればいつ頃暑かったかわかります。
※肥料の過剰、不足で上部なイネが育たず未熟になることも。
【西日本】
にこまる、きぬむすめ、元気つくし、さがびより、くまさんの力、おてんとうそだち、おいでまい、みずかがみ
【東日本】
風さやか、つや姫、こしいぶき、彩のきずな、結びの神、とぎのの星
商品ページ
【新米予約】南魚沼産 コシヒカリ [特別栽培米] 30年産
南魚沼地区の中でもさらに地域と生産者を限定し、一般(慣行栽培)と比べ、8.9割減まで農薬を極力抑え、化学肥料を使わずに栽培された環境にやさしく希少な「特別栽培米」を厳選、安心・安全なお米をお届けしています。産地での乾燥、籾むき、検査などの工程を経て、10月5日頃入荷予定です。