お米マイスターの日誌

農地土壌の放射性物質濃度マップ(8/30)

2011年08月31日

8月30日に農水省より、農地土壌の放射性物質濃度分布図が公表されました。
汚染されている地域を把握することが、農地の除染など今後の対策を進める上で重要となります。

原発事故発生後、放射能汚染地域は発生場所からの同心円で政府発表がありましたが、実際には同心円で広がったわけではありませんでした。
それによって、県、地方という大きなくくりで放射能汚染のイメージをもたれ、実際に被害を受けていない地域が風評被害に遇われていました。この分布図でポイントで把握することができます。
また、お米は収穫段階から、予備調査、本調査が実施されます。

正しい情報で、汚染地域以外の地区、県の風評被害が収束し、早急に除染が進められることを願っています。

農地土壌の放射性物質濃度分布図の作成について(農林水産省)

対象区域

宮城県、福島県、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県

分析の対象核種

放射性セシウム(Cs-137・Cs-134) ゲルマニウム半導体分析装置使用

放射性セシウム濃度の範囲の設定

放射性物質の最高値(280,000Bq/kg)、稲の作付制限対象地域の基準(5,000Bq/kg)、濃度の値の桁数(1,000・10,000)等を勘案

地域別詳細(県北・県中・県南・会津・南会津・相双・いわき)PDF

放射性物質セシウムの土壌濃度マップ

※ゲルマニウム半導体検出器(in-situ)

東京電力株式会社福島第1及び第2原子力発電所周辺の放射線量等分布マップ(文部科学省)

東日本大震災では、被災地に甚大な被害を及ぼしました。 被災地の窮状は今後も続いていくと思われます。
美しい郷土を取り戻せるよう、これからも継続的に応援してまります。

早い復興を心よりお祈り申し上げます。