日本生まれの「長粒米」

~チャーハン編~ 国産長粒米レシピ 

2014年04月19日

お米マイスターが選ぶ
日本のごはんが変わる!長粒米レシピ

〜たくさんのご応募ありがとうございました〜

2013年、県と生産者が一帯になっておいしいお米づくりに取り組んでいる佐賀県で新しい国産長粒米のプロジェクトがスタートしました。
このお米の全国デビューに先駆けて試食モニターを募集したところ、数時間で定員に達し、日本の皆様の長粒米への注目度の高まりを実感しています。
ここでは、全国の皆様よりいただいた素敵なレシピの数々をご紹介いたします。

≪チャーハン編≫

チャーハンは日本の食卓になじみ深いメニューだけに、いつものお米で物足りなさを感じることが一番多いジャンルではないでしょうか。
新しい長粒米を取り入れれば、おいしくできるだけでなく、炒める時間や手間も大幅にカットすることができます。
今回募集したレシピでもチャーハンにトライした方がとても多く、このようにさまざまなレシピに挑戦していただきました。

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黄金”のパラパラキムチ炒飯

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メインのキムチさえあれば、あとは冷蔵庫の残り物を使い、ちょっとの手間で簡単に美味しく作れます。

【材料】(3人前)

長粒米(佐賀産)・・・2合(固めに炊く)
キムチ・・・50g(みじん切り)
溶き玉子・・・生玉子2個分
豚小間切肉・・・50g(みじん切り)
ネギ・・・適量(みじん切り)
唐辛子・・・適量(みじん切り)
ハウス食品「炒飯の素」・・・1袋(2人分)
ゴマ油・・・適量
サラダ油・・・適量
炒りごま・・・適量(トッピング用)
醤油・・・適量(隠し味)

【作り方】

(1) 炊きたての長粒米は、炊飯器から釜ごと取り出し、杓文字で切るように粗熱を取る。ある程、度粗熱が取れたら溶き玉子を投入し、まんべんなく長粒米と混ぜる。
(長粒米が熱いままだと溶き玉子が固まってしまうので、粗熱は十分にとっておく)

(2) 熱したフライパンにサラダ油を入れて豚小間切れ肉を炒める。

(3) 豚小間切れ肉がカリカリになったらキムチを入れて一緒に炒める。

(4) キムチの汁気が無くなるまで炒めたら、いったんフライパンから別の皿に移す。

(5) 使用したフライパンを一回綺麗に洗った後、再度加熱してゴマ油を入れる。

(6) フライパンが十分に熱したら(1)で作った”溶き玉子ご飯”を投入し、中火で3分程度炒める。

(7) ”溶き玉子ご飯”が炒まったら(4)を投入し、更に中火で3分炒める。

(8) 長粒米と具材が十分に混ざったら、ハウス食品の「炒飯の素」を全体にふりかけ、ネギを投入し中火で3分炒めた後、隠し味として醤油を「の」の字を書くようにサッと掛けて完了。

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(9) 最後に皿に盛って、トッピングに炒りごまをふりかけて出来上がり。

☆レシピ投稿者さまの感想☆

“キムチ炒飯”なので具材は、キムチを基本にすれば、あとは冷蔵庫の残り物で良いと思います。 例えば「豚小間切れ肉」じゃなくても、焼豚とかウィンナーやツナでも◎です。 また、キムチは大人向けであれば激辛で、子供向けだったらあまり辛くないキムチが良いかもしれません。 味付けに関しては、他に市販されている炒飯の素や自分で色んな調味料を使っても良いと思います。

よく、「炒飯を家で作ってもパラパラにならない」という声を耳にしますが、今回は、長粒米が良かった事もあり、ビックリするぐらいにご飯粒がパラパラでした。(スプーンで掬ったらパラパラと落ちまくり~っ!) 普段、炒飯を作ると「べちゃっとしてしまう」という人は、今回の長粒米を使えば簡単にパラパラな炒飯を作ることが出来るのではないかと思いました。(火力も普通の一般家庭のガスコンロで十分でした。) あと、パラパラにするコツとして予め、ご飯と溶き玉子を混ぜておくとご飯の一粒一粒に玉子がコーティングされてパラパラになりやすいです。

あっ、ちなみに味の方は? 手前味噌で何ですが、申し分が無い程に美味しかったです。妻も「すっごい美味しい~っ」って満足してました。
いつもは、玄米を食べているので、今度は玄米の長粒米で料理してみたいなぁとも思いました。

お米マイスターからコメント

手軽に簡単に、冷蔵庫の残り物と市販の素を使っておいしく食べられるのはとても良いですね。
短粒米は粘りがあるので、ごはんと溶き玉子を混ぜておくとパラパラになりやすいですよね。この長粒米は、粘りが少ない分、フライパンに直接溶き玉子を入れ、すぐにごはんを入れても、十分に短時間で混ざるのでぜひお試しくださいませ!お米がポップコーンのようにはじけ始めたら炒めすぎの合図です。

 

角煮チャーハン

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角煮の個性が強いので、シンプルな味付けでとにかくパラパラなチャーハンを目指しました。

【材料】(2人前)

長粒米(佐賀産)・・・2合 炊いた(冷たい)お米
にんにく・・・1かけ
ニンジン・・・1/3本
ねぎ・・・1/3本
レタスの葉・・・4~5枚
卵・・・2個
豚の角煮・・・3枚
塩・・・3g
サラダ油・・・大匙 3杯

【作り方】

(1)にんにくはみじん切り、ニンジンは賽の目状、ねぎは輪切りにしてフライパンで炒める。

(2)いったんフライパンから取り出し、卵2個を良く溶いてフライパンで薄く焼き、適当な大きさになるように崩して、また取り出す。

(3)レタスを手で食べやすい大きさにちぎり、豚の角煮も食べやすい大きさに切る。

(4)米はボールにあけ、上からサラダ油をかけ、よく混ぜる。 米がフライパンにこびりつくのは油膜切れよるので、米をバラバラにして、油のコーティングができるように。

(5)油を薄く敷いたフライパンがちゃんと温まったら、すべての材料をまとめて炒めて出来上がり。すでに各食材には火が通っているので米が温かくなれば十分。

(6)最後に塩を振りかけて完成。

☆レシピ投稿者感想☆

一つ一つ分けての調理となりますが、鉄のフライパンで炒めてもちゃんとパラパラのチャーハンに仕上がります。

過去に米不足の際に食べたタイ米は、炊き方が悪いと言われましたが、とにかく美味しくなかった。今回、日本産の長粒種という事で食べてみましたが、スバラシイ!べとつかないばかりでなく、ちゃんと米の甘みがある、見事なお米です。味だけなら普段の国産米にまったく引けをとりません。当然、チャーハンも自作のものでは過去最高の出来上がりとなりました。

昔、米不足のときに食べた不味い長粒種のイメージを完全に払拭する、日本の米の味がするとてもおいしい長粒種です。炊いただけの状態でも、パラパラな事以外は普段のおいしいお米に変わりありません。

お米マイスターからコメント

角煮のチャーハンいいですね!あっさりしたお米なので、味付けの濃い角煮に合いますよね。
長粒米のパラパラした食感と、日本の短粒米のおいしさを併せ持っているので、日本人の味覚に合ったおいしいパラパラなチャーハンになるんです。

 

菜花と浅利のチャーハン

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春らしい素材を使った彩りもきれいなチャーハンです。

【材料】(2人前)

長粒米(佐賀産)・・・2.4合 (360g)
玉子・・・2個
青ネギ・・・50g
ムキエビ小・・・8尾
浅利・・・50g
マヨネーズ・・・大さじ2
菜花・・・100g
塩・胡椒・・・少々
オイスターソース・・・少々
サラダ油・・・少々

【作り方】

(1)菜花は、細かく刻んで茹でて水切りしておく。

(2)浅利は、茹でて貝から取り出し、ムキエビと共に、塩胡椒しサラダ油で炒める。

(3)フライパンには、マヨネーズ大さじ2杯入れ、ほぐした玉子、ごはんを入れて絡めながら炒める。

(4)ごはんに玉子が絡んだところに、浅利・エビ・菜花・刻んだ青ネギを入れ、全体になじませながら炒める。

(5)香り付けにオイスターソースをフライパンの端から一回り程度に加えてなじませる。

(6)お皿に盛り、菜花を中央に彩りよく添える。

☆レシピ投稿者さまの感想☆

今までタイ米を利用することがありましたが、タイ米の使用よりうまく出来たのが、率直な感想です。

お米マイスターからコメント

旬の食材を使っていて、彩りも良く春らしい一品ですね。
いままで 外国産の長粒米を使って調理されていた方もいらっしゃると思いますが、このお米は日本の短粒米の特徴を併せ持っているので、海外の長粒米に比べて日本人にはとても馴染みやすいと思います。

 

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