お米の知識

混ぜご飯(お米料理)

2010年09月04日

混ぜごはん(五目飯)

米飯や塩または醤油などで調味したご飯に、別に調味したいろいろな具を混ぜたものは「五目飯」ともいっています。
そのほかに季節の野菜、魚介類、肉などを利用した混ぜご飯があります。

菜めし

大根の葉、春菊、ヨメナ、カブの葉、キョウナや小松菜など青菜を利用します。
ゆでた青菜を固くしぼって刻み、塩とお酒で調味、炊きあげたご飯に混ぜます。青菜がもっている香りや色が楽しめます。

江戸時代から名物になっている愛知県豊橋の菜めし田楽(菜めし、豆腐田楽を組み合わせたもの)は有名です。

タケノコご飯

ゆでたタケノコを小口から薄切りにして、だしや醤油、砂糖で汁気がなくなるまで煮詰めて炊きたてのご飯に混ぜます。
色や香りをさらに引き立たせるために、焼のり、木の芽を細かくたたいたものを振りかけます。

ユカリごはん

ユカリとは赤ジソの塩漬けを乾燥させて細かくしたものです。
奥三河地方(愛知県)の山村ではこれにダイコンの葉を塩ゆでにして固くしぼり、みじん切りにしたものを混ぜる習慣があるそうです。

しそご飯

しらす干しや白ゴマといっしょに入れたりします。形は違いますが「五目ずし」もまぜご飯の一種なのだそうです。

ちなみにタケノコご飯は「まぜご飯」と別に、筍をいっしょに炊き込む「炊き込みご飯」もあります。