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米で日本を成長させた(お米の歴史)
2010年09月11日
米が日本に入ってきて栽培されるようになり、それまでの食べ物を追いかけて移住する生活から、定住生活となったのは容易に想像ができます。
収穫量の多い稲を選んで増やす
米は、国としての形をなしていなかった日本を国となるまで成長させたようです。
木の実や草を食べていた日本人は、稲を植え、米が収穫できるようになって定住を始めます。その後、定住する人々が増えて小さい集団ができ、その集団がいくつか集まって大きな集団である村となったのです。
米が定期的にある程度えられるようになるとさらに村は大きくなって、国と言う形ができるきっかけとなったのでしょう。
しかし、米は1年に1度しか収穫できません。収穫された米を1年間食べのばすわけですから、たくさん収穫できる米がほしかったに違いありません。
多分、賢い日本人は、日本の風土に合った、たくさん米がとれる稲を見つけてそれを増やし、米の収穫量を上げていったのでしょう。
その結果、後に、米の収穫量が「石(こく)」の単位で表わされるようになって、江戸時代には藩と呼ばれる小国の経済力を現す尺度になっていくのです。
1石の単位 (こく:尺貫法における体積(容量)の単位)
炊飯器でお米を炊くとき、1合・2合・3合と、「合(ごう)」はなじみがあると思います。
- 10合 = 1升(10合)
- 10升 = 1斗(100合)
- 10斗 = 1石(1000合) 大人1年間で消費する量
重さでは、150g×1000合(1石) = 約150kg となります。
今は、1年間で消費するお米の量は、58.5kg(H21食料自給率)なので、0.39石と昔よりだいぶ少なくなってしまいました。
海外でも注目されている、ごはんを中心とした日本型食生活で家族みんなの健康を!