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美味しさのルーツを探りに「北海道へ」
2011年02月15日
近年北海道のお米の美味しさが「温暖化」の一言で報道されてますが、実際に現地で美味しさのルーツを探るため、農業試験場、カントリーエレベーターでいろいろ伺ってきました。
前の晩から雪が積り、首都圏の高速道路が通行止めになってしまい、リムジンバスが運休、始発電車まで待ち、羽田空港へ向かい、なんとか飛行機に乗れました。
上川農業試験場
大地そびえたつ農林試験場。都圏とは違い、天候も良く、広大の大地の雪がまぶしいくらい(気温-8℃)
オートアナライザー(アミロース測定器)
初めて見ることができた、お米の粘り(アミロース)を計測する装置。驚きの連続です。
世代促進棟(水稲育種試験)
外は雪なのに、穂が出ていました。
交配をさせてから新品種になるまで、7年~10年かかります。
温室で集団養成してそれから選抜していきます。
短日操作
決められた時間になると、奥に折りたたまれたカバーが手前に来て夜にします。
カントリーエレベーター
こんな大きな、きれいなカントリーエレベーターを見たのは初めて。迫力あります。
中央監視制御
発電所を思わせるようなコントロールルーム。ずーと感動してます。
貯蔵タンクの下
奥までタンクが続いています。
玄米袋詰め
袋は、1トン袋です。
旭川空港
時間があれば、旭山動物園に行きたかった。
北海道米のおいしさは、農業試験場で育種試験を繰り返し、耐冷性、耐病性、低アミロース、低タンパク質のお米を研究されていたり、生産者・JAの美味しさ・品質向上への取組み、カントリーで品質を上げる工夫など、決して温暖化一言で言い表すことができないことが改めて実感しました。