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コシヒカリ・さがびより生育確認「佐賀」へ
2011年07月15日
佐賀産コシヒカリ、さがびよりの生育状況を確認するため、佐賀へ行ってきました。
2009年に企業キャンペーンで訪問して以来、6回目となりました。いつもは山間部中心でしたが、今回は2日間の滞在だったので、佐賀平野のお米もみてきました。
七夕コシヒカリ(平野部)
佐賀県で一番最初に収穫されるお米です。
温暖な気候を利用して、旧暦の七夕(8月7日前後)に収穫できるよう、早期米(極早生)が栽培されていました。
穂も出て、よく見るとお米の花が咲いていました。
通常栽培(左)と七夕コシヒカリ(右)との生育比較 7/14現在
道路を挟んで、左が一般作期のコシヒカリ、右が七夕コシヒカリ(早期作)です。こんなにも生育が違うのは驚きました。
有明海干潟(佐賀)
佐賀・長崎・福岡・熊本の4県に囲まれた広大な干潟で、干満の差は最大6mにも達するそうです。
中央奥にうっすらと見えている山は雲仙普賢岳です。
むつごろう
有明海といえばムツゴロウ。愛嬌のある顔で出迎えてくれました。
佐賀平野を一望できる(歌垣公園・肥前犬山城)
歌垣公園から781段の坂を登った所には、肥前犬山城展望所があり、白石平野、有明海が一望できます。
「歌垣」とは、古代において人々が年2回、春に豊作を祈り、秋には収穫を感謝する行事だったものが、次第に若い男女が自分の思いを歌に託して相手に伝え、 結婚の申込みをする場へ変化していったものだと言われています。
白石町の杵島山でこの「歌垣」が行われていたことが、『肥前国風土記』(奈良時代成立)に 記録されています。(白石町HPより)
2日目
カントリーエレベーター
生産者が刈取後のモミを持ち込み、この施設で乾燥、モミむき、石抜きなどの調整をし玄米に仕上げています。
さがびより(特別栽培) 7/15現在
雨、曇りが続きましたが、梅雨明けが平年よりも10日早かったことで、7月中旬から高温多照になったことから、生育は急速に旺盛となっています。
茎数は、7月7日過ぎから急速に増加し訪問した時は、前年比179%になっていました。
このままでいけば、10月上旬頃には収穫です。
特別栽培と普通栽培(さがびより)の比較 上下
同じ品種でも、上の写真が特別栽培、下が慣行栽培です。特別栽培の稲の方が力強く成長しているように見えます。
棚田百選(コシヒカリ)
ここからの棚田の様子は大変美しく、訪れる季節によって様々な顔を観ることができます。
生育状況(出穂)
佐賀産コシヒカリの新米がいち早く、9月上旬頃には入荷する予定です。
今年も品質の高いお米をご案内できると思いますのでお楽しみに!