産地情報

「佐渡」田んぼの生き物調査(1日目)

2006年08月25日

兵庫県豊岡市のコウノトリと共生する水田づくりと似ており、今回生き物調査をした佐渡では「トキ」の野生復帰を支える無農薬・無化学肥料の有機栽培水田を見てきました。
■新潟港から佐渡へ(新潟駅からタクシーで1000円の距離) 
 自宅を7時に出発し新幹線で新潟駅へ 

■ジェットフォイル(時速80キロで走行)約1時間

■トキの森公園
 朱鷺(トキ)についてこれから学習 学名:Nipponia nippon
 

■野生トキ 「キン」ちゃんについて説明
 2003年に日本の野生のトキが絶滅している事に初めて知りました。

■環境省・新潟県・佐渡市ではトキの野生復帰を計画
 1999年に中国から贈呈されたトキのペアによる繁殖に成功し今では98羽になりました。
 まだゲージの中で訓練中で後2年後に放鳥予定

■有機栽培の田んぼへ
 森を抜けると広大な田んぼ。
 佐渡ではお米がたくさん取れるのに、どこで作られているのかこれでわかった。
 島の外から見ると隠れていて分からない。

■有機栽培について説明
トキ保護センターに近い農場で奥様と一緒にコメ、野菜、柿の果樹園も手がけている。

■不耕記栽培の田んぼ
 モミの中ではコメが少しずつかたくなってきてます。

■ビオトープ
 たくさんのドジョウ、メダカ、タニシなどたくさん生息していまいした。
 この田んぼではトキがエサ場になるでしょうね。

■佐渡地域振興局農林水産振興部から説明
 佐渡は平らな場所もありますが、傾斜を利用している田んぼが多かったです。
 山の冷たい水を使っているので、温度管理は工夫されていました。

■用水池型ビオトープ
 トキの野生復帰とそれを支える田んぼのために、行政がバックアップ。
 

■建設中のトキ野生順化施設を見せてもらいました。
 このような場所に入れ、説明をしてもらうのは、佐渡のコーディネーターの方に感謝!
 

■トキ 順化ケージ
 この大きさには驚きです。
 中は放鳥されたとき、環境に適合するよう棚田がつくられていました。