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「つや姫」生育確認と庄内米の歴史
2012年09月11日
カントリーエレベーター(貯蔵タンク上)
モミから玄米に調整する施設は、ライスセンター、共同乾燥施設、カントリーエレベーターなどがあります。
モミ貯蔵タンクがあるものがカントリーエレベーターとなります。
庄内平野(飛行機から)
庄内平野は東京ドーム約8,500個分にも達する広大な大地で、その約7割の面積が水田です。
今から約400年ほど前に本格的な稲作が始まり、日本でも有数の米どころとなっています。
黄金色に色づき始めた水田の中に点在している濃い緑色の部分では、大豆を生産しています。
手入れが行き届かなかった圃場(ヒエ)
上の茶色部分はヒエ(雑草)。
こまめに圃場を見回り、雑草を取り除いていかないと、稲の生育にも影響してきます。
つや姫マイスター圃場
こちらの田んぼでは、雑草がなく手入れされていました。
つや姫マイスターは高い生産技術を持つ生産者が対象で、各地で指導役などを担っています。
つや姫の生育状態(9/11)
お米マイスターとつや姫マイスター。
立場は違えど、お米に対する想いは同じです。
もうすぐ刈取り
24年産も品質の高いつや姫が期待できそうです。
庄内の水がめ(月山ダム)
あさひ月山湖展望広場より
総貯水容量6500万㎥ 平成13年10月 竣工
庄内平野(時々大雨)
九州、北海道に続き、また雨でした・・・
山居倉庫(農業倉庫として現役)
明治26年(1893)に酒田米穀取引所の付属倉庫として、舟の積み下ろしに便利な最上川と新井田川とに挟まれた、通称「山居島」に建てられたのが始まり。
土蔵造りの12棟からなる倉庫の屋根は断熱を考慮した二重構造で内部の土間はにがりを練り固めるなどした湿気防止構造になっています。
俵を天井に届くほど積み上げ、1棟に約2万俵(1200トン)を収容したといわれています。現在の最大収容力は1134トン(18900俵)
風情あるケヤキ並木(自然利用の低温倉庫)
日よけ、風よけの役目を果たし、自然を利用した低温管理がおこなわれるなど、米の品質を守るための工夫があちらこちらに見ることができます。
庄内米歴史資料館
50俵も積める船(小鵜飼船)
米の輸送は、最上川や他の河川を利用し酒田に集積され、酒田港から船積みにして大阪・北海道まで輸送されていたようです。
大正時代からは鉄道が開通し、東京・神奈川方面への輸送が広がりました。
【小鵜飼船】
積載量:50俵(3トン) 支流や船着場間の近距離輸送用
上りは、塩・砂糖・海産物・木綿・茶など。下りは米・紅花・青苧(あおそ)・大豆などが運ばれていたようです。
【ひらたぶね】
積載量:250俵(15トン)4人乗り 最上川本流を就航
【千石船】
米を千石(150トン)積み込み、酒田から大阪、京都、江戸へと西廻り航路で米を運んでいました。
米俵(1等から5等に格付け) 庄内米歴史資料館
標準米見本法に基づき、1等米から5等米に格付けされていました。
現在は農産物検査法に基づき、1等米から3頭米の3段階になりました。
昔はお米を俵に入れていました。昭和34年(1959)頃まで
【米の包装袋の変遷】
俵 S34 → 叺(かます) S35 → 麻袋 S38 → 樹脂袋 S48 → 紙袋(30kg) S54
米俵かつぎ
昔の女性は力持ち 5俵 !?
中には、力自慢で5俵(300kg)を背負う女性もいたそうです。私も含め、ほとんどの人が1俵を持てないです。
山形庄内産「つや姫」