農産物検査規格検討会(第1回~第3回)
農産物検査規格検討会(第1回~第3回)
- 2019年10月15日(第1回)・11月25日(第2回)・12月23日(第3回)
- 農林水産省 本館 特別会議室
農林水産省が開催する農産物規格検査の見直しを検討する会議で、農林水産大臣より委員の委嘱を受け、小売店の立場から議論を行いました。
1月から3月に開いた「農産物検査規格・検査に関する懇談会」の中間論点整理を踏まえ、検査関係事務の効率化や来年度からの穀粒判別機導入に向けた手続きを進めている中、農産物流通全体の状況や現場からの声を踏まえながら見直しを検討し結論を出してきます。
中間論点整理で残された課題として、①着色粒の基準を緩和するかどうか、②着色粒の基準をどうするか、③異種穀粒の3区分を統合すべきか、④フレコンの規格の統一の4つについて議論します。
お米マイスターは、着色粒については、緩和と受け止められないよう今の基準を維持。胴割粒については機械では取り切れないため規格項目の検討を提案。
基準の緩和は、生産者側と流通・小売で意見が分かれましたが、生産者も流通・小売も消費者により良いものをお届けしたいという気持ちは一致しており、基準を緩和することで品質が不安定になり、結果、消費者から選ばれなくなってしまうことにならないよう伝えました。
消費者へ安全で安心したお米をお届けするために、生産者・流通にもより良い制度になることを期待しています。
- 農産物検査規格検討会
- 【農産物検査規格】 農産物の種類及び銘柄ごとに定めており、設定・変更・廃止を行う場合は、農産物検査法(昭和26 年法律第144 号)に基づき学識経験者及び関係者の意見を聴くこととなっています。