『和食』産業展2017「和食ステージ特別講演」
International "WASHOKU" Show Japan 2017 in Autumn
『和食』産業展2017「和食ステージ特別講演」
- 2017年11月21日(火)11:00~11:40
- 東京ビッグサイト 東6ホール
- 一般社団法人日本能率協会
- 食品、飲料のバイヤー
- 約100名
- 一般社団法人国際観光日本レストラン協会
お米」の消費を最大化する ~米食のメリット・銘柄・炊飯を極める~
お米のトレンドでは、今年の作柄、天候不順がもたらす影響、値上がりの要因について。最近の食味の流行や今年から来年にかけてデビューする新品種を紹介。食味審査員の立場として、お米を見極める際の評価ポイント(粘り・付着・こし・硬さなど)を説明しました。
新米の美味しい炊き方では、活性化酵素(βアミラーゼ)の働きに注目して、水の選び方、温度、水加減、浸漬時間を説明し、お米の弾力・甘み・粘りが増す洗米を実演、その後、和・洋・中・家庭料理・丼・寿司など、料理に合うおすすめの品種を紹介しながら、会場の皆様に新米を試食していただきました。
日本人のお米の消費量、カロリー摂取量が減少する中、肥満が増えている現状から、「ごはんは太るの勘違い」について、高脂質食と肥満の関連性、炭水化物抜きダイエットやカロリーオフの弊害を説明、元気で健康的な食生活には、ごはん食が欠かせないことを話しました。
ごはん食を推進するための提案として、学校給食に電気炊飯器を導入した高知県南国市の例を紹介、炊きたてのごはんを提供することで、食べ残しが減り、ごはん食に対する関心が高まったそうです。日本の伝統食である和食、その和食文化に欠かせない「お米」を次の世代につなぐ取り組みを続けていきたいと思います。