食育活動

食育とは、「食に関する知識」と「食を選択する力」を身に付け、生涯にわたり健全な食生活を送る力を育むことです。
食習慣の形成、農産物への理解、食文化の継承、食品の安全性を正しく伝えるため、お米マイスターは食育活動やお米の普及に取り組んでいます。
最新情報




消費者から求められる米づくり ~トップブランド米を次世代に~
十日町地域 魚沼米品質向上研修会 オンライン講演
- 2022年02月24日(木)13:30~16:00
- 越後妻有文化ホール 段十ろう
- 十日町地域農業振興協議会、十日町地域振興局農業振興部
- 生産者、農業関係機関、団体
コロナ禍の影響で自宅でごはんを食べる機会が増え、消費者は「おいしいお米」を探し求めています。近年は高温の影響で全国的に未熟米の発生で品質のバラつきが心配されています。そのような中でもリピーター率が高く、おいしいと認知されているお米に共通することは、毎年、安定して良食味で高品質に仕上げている産地のお米です。
先人たちが築いた、魚沼米トップブランド。良食味でどこよりも高い品質のお米で消費者の期待を超え、愛され続けるお米になって欲しいとお願いしました。
ごはんはこんなにも素晴らしい食べ物なのに、「炭水化物を減らす=ごはんを減らす」という間違った常識があります。お米に携わる人が自らごはんをたくさん食べて、健康で元気な食生活を実践し、ごはんの魅力の発信も重要です。
今は、「味わいの濃いもちもち食感」のお米が支持されていますが、濃い味のものは毎日食べると飽きてしまい、消費量も少なくなってしまいます。魚沼米は「毎日食べられる美味しいお米」、「おかわり!」そんな声が聞こえるようなブランド米になってもらいたいです。
さらなるレベルアップで産地が一体となった取組でブランド価値を”貯え”、トップブランド米の魚沼米を次の世代にもつなげてもらたいです。



農産物検査規格検討会 2021
- 2021年12月24日(金)13:00~15:00
- 農林水産省 三番町共用会議所 大会議室
- 委員(11名)、農林水産省(5名)
農林水産省が開催する農産物規格検査の見直しを検討する会議に委員として出席、今回の審議事項である「品種銘柄の設定」「新素材に対応した包装規格」「機械鑑定を前提とした規格」の3つについて、小売店の立場から意見を述べました。
品種銘柄の設定については、産地指定銘柄に指定されていない品種についても、米袋に品種名を表示することができるようになります。今までは産地品種銘柄設定されていない場合は、「その他」品種としており、消費者の方にもわかりづらい状態でした。今回の改正が進めば、生産者や地域で新しい品種を積極的に導入することができるようになります。
機械鑑定については、穀粒判別機の測定精度の向上で機器の活用が可能になったことから、現行の規格に加えて、機械鑑定を前提とした農産物検査規格が定められます。
こうしたデータ活用で農業者や現場の負担が軽減されることや、消費者への情報提供が進み、お米の品質・食味が適正に評価されることで、新しい価値を生み出せることができればと思っています。
- 農産物検査規格検討会
- 農産物の種類及び銘柄ごとに定めており、設定・変更・廃止を行う場合は、農産物検査法に基づき学識経験者及び関係者の意見を聴くこととなっています。




南魚沼産コシヒカリ 食味コンテスト審査会
- 2021年11月25日(木)14:00~16:00
- JAみなみ魚沼 浦佐支店2階 大会議室
お米マイスター、米の食味の専門家など計5名
- 食味分析・穀粒分析(一次審査)、味度メーター(二次審査)、食味審査(最終審査)
JAみなみ魚沼青年部が主催する「南魚沼産コシヒカリ 食味コンテスト」の最終審査に審査員として出席しました。
一次審査では100品の中から、整粒値75%以上・食味スコア値の上位10品を選出、二次審査(味度値)との合計点上位5品を選出、最終審査で食味審査員が実際に食べ比べ、外観・香り・旨味・粘り・硬さの評価を行います。
審査会は南魚沼地域の若手生産者によって、今年から初めて開かれ、南魚沼産コシヒカリのトップブランドを守るために、生産者同士が切磋琢磨し栽培技術を高めることで、南魚沼地域全体のレベルアップを目的としています。
一次審査・二次審査、最終審査の合計点で最優秀賞が選ばれましたが、最終選考にノミネートされたお米は全てとてもおいしく、南魚沼産コシヒカリならではの、香り・ツヤ・粘り・歯ごたえ・旨味が見事に調和し、南魚沼の正統を受け継ぐ堂々とした味わいに、生産者の方々の情熱と、ブランドを守り抜く意気込みを感じました。
最近は「旨味が濃いもちもち食感」のお米が支持される傾向がありますが、濃い味のものは毎日食べると飽きやすく、長続きしません。これからも、「毎日食べられるおいしいお米」を追求してもらえればと思っています。



長野 「認定米」米官能審査会
- 2021年11月18日(木)11:30~15:50
- 長野県庁西庁舎1階
米審査委員(お米マイスターなど米の食味の専門家)8名、オブザーバー2名、計10名
- 栽培方法(一次審査)、精米の状態(二次審査)、食味審査(最終審査)
今年も長野県原産地呼称管理制度「認定米」食味審査に審査員として出席し、2次審査を通過した33品の審査を1日かけて行い、28品が認定されました。
この制度は、品質の高い農産物を提供しブランド化を目指す目的で長野県が2003年に制定、今年で18年目を迎えます。審査では、品種ごとに全国のトップクラスと評価されている産地のお米を基準米として相対評価をします。
長野県の稲作は、1等米の割合、及び10アール当たりの収量について長年全国トップクラスの記録を持つ良質米の産地で、令和3年産は、一等米比率98%と高い水準を記録する一方で、作況指数は95と減少しましたが、審査に出品されたお米はどれも大変おいしく、生産者の方々の栽培技術の高さを感じました。
食味や栽培方法の視点で審査された「認定米」は、消費者の方々がお米を選ぶ際の目安にしていただけると思います。
※「認定米」とは、長野県の農薬と化学肥料を厳しく制限して栽培されたお米の中から、一次審査、二次審査、米官能審査委員会による最終の食味審査を経て、合格したお米です。




「町の達人に挑戦しよう」 川越小学校3年生
- 2021年7月12日(月)10:00~11:00
- 結の蔵
- 3年生(グループ)9名
お米クイズ、精米体験、インタビュー、おにぎり作り
校外学習で川越小学校3年生が訪れました。今回で6回目になります。
脳のエネルギーになるブトウ糖は、ごはんなどに含まれる「炭水化物」が分解されて作られています。朝ごはんは脳のエネルギーのもとであること。
昔はどうやって玄米を白米にしたのか、「籾むき→玄米→棒とビン」を使って体験しました。籾殻がなかなか取れなくて苦戦したり、手間がかかる作業を体験することで、食べ物の「ありがたみ」も感じてくれたと思います。
続いて精米工場に移動し、昔と比べて今はどのような機械を使って精米をしているのか、玄米と精米ラインの大型機械を見学しました。
全員からインタビューを受け、「ごはんをもっと食べてみんなに元気になってもらいたい」、「よく噛んで食べられる歯ごたえのあるおいしいお米」などおすすめしました。
屋外に移動し、新潟佐渡産コシヒカリでおにぎり作りを体験。お米マイスターがごはんと佐渡の深海塩(みしお)だけのシンプルなおにぎりの見本を作り、早速子供たちも挑戦。炊き立ての熱々ごはんですが、手にごはん粒をくっつけながらもなんとか丸い形にすることができ、お友達同士で距離を空けて握りたてを頬張りました。
ごはんの大切さを知ることで、給食や食卓のごはんを残さずたくさん食べてもらえるきっかけになればと思います。
握飯世界一決定戦 ONIGIRI 2021
更新日: 2021年03月31日

南魚沼産コシヒカリの普及のためにお米マイスターが提案した企画が実現し、今回で3回目。今年も留学生が考案する国際色豊かな“ONIGIRI”が登場。魚沼の里ブランラボで行われた審査会で、出場5チームのプレ...
農林水産省で講演「消費者が求めるお米」
更新日: 2020年12月09日

農林水産省が開催する農産物検査規格・米穀の取引に関する検討会で、小売店の立場から「消費者が求めるお米」について講演。 会場の三番町共用会議所は、明治18年に山縣有朋の邸宅跡に建てられ、震災や戦争によ...
長野 「認定米」米官能審査会
更新日: 2020年11月19日

今年も長野県原産地呼称管理制度「認定米」食味審査に審査員として出席し、例年は前期・後期の2回に分けて審査を行いますが、今年は2次審査を通過した44品の審査を1日かけて行い、36品が認定されました。 ...
「町の達人さがし」 川越小学校3年生
更新日: 2020年10月22日

「わたしたちの町~町の達人さがし~」という課外授業で川越小学校3年生が「結の蔵」を訪れました。今年で5回目になります。 フリップを使ったお米クイズでは、元気よく手を挙げて答えてくれる子供たちが多...
農林水産省で講演「先進現場の米消費拡大策」
更新日: 2019年12月24日

農林水産省「米流通・消費検討チーム」に講演をする機会をいただきました。 先進産地として、佐賀米高品質化プロジェクト、新潟県佐渡 朱鷺と暮らす郷認証など「行政×農協×生産者」が連携して品質向上やPRを...
農産物検査規格検討会(第1回~第3回)
更新日: 2019年12月23日

農林水産省が開催する農産物規格検査の見直しを検討する会議で、農林水産大臣より委員の委嘱を受け、小売店の立場から議論を行いました。 1月から3月に開いた「農産物検査規格・検査に関する懇談会」の中間論点...