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国際握飯祭 ~INTERNATIONAL “ONIGIRI” FESTIVAL ~
2018年05月12日
「新潟県南南魚沼市」×「国際大学 IUJ(南魚沼市)」による「国際握飯祭」で、南魚沼産コシヒカリで作った新しい多国籍「ONIGIRI」の発表会があり、審査員として参加しました。
お米マイスターが10年以上思い続けていた企画で昨年、南魚沼で講演で提案したことがついに実現しました!
参加国(12か国)
バングラディッシュ、モロッコ、ネパール、フィリピン、タイ、ベトナム、ブルキナファソ、ジブチ、セネガル、キルギス、トルクメニスタン、ウズベキスタン
母国への思いがたくさん詰まった「ONIGIRI」
アジア・アフリカ地域の計12か国の学生が8チームに分かれ、開発したおにぎりの概要、こだわりの点をチームごとに発表。
母国の食卓でお馴染みの料理をベースにしたおにぎりを考案され、どれも大変美味しく、留学生の皆さんの発想力に驚きました。
●レシピ紹介●
◆チームアフリカ 【セネガル ビサップ(ハイビスカス)おにぎり】
セネガルの日常的な飲み物「ビサップ(ハイビスカスティー)」で炊いたごはんに、ハイビスカスジャムの具材を詰めたおにぎり。
子どもに人気がでそうなおにぎりです。ビタミンCもたくさん摂れそう!
◆バングラデシュ【ベンガル風おにぎり】
ごはんに添えて食べるナス料理(ヴォルタ)は、バングラディシュの食卓でおなじみの味。マスタードオイルでナスを炒めたものをごはんに混ぜたおにぎり。
ナスの辛味がインパクトがあり、夏にピッタリなおにぎりです。
◆チーム中央アジア【ブドウの葉巻き肉入りおにぎり】
中東~中央アジアでは、ぶどうの葉を使った家庭料理が親しまれています。マトンのひき肉や野菜の混ぜごはんを塩漬けにしたぶどうの葉で巻き蒸しあげたおにぎり。
のり=ぶどうの葉 素晴らしいアイディアです。日本と中央アジアの伝統が合わさったおにぎりです。
◆モロッコ【モロッカン ウェディング おにぎり】
モロッコの結婚式や式典で振舞われる料理をヒントに、数種類のスパイスとプルーン、フライドアーモンドを使ったおにぎり。
手間ひまのかかった素晴らしいおにぎりです。フライドアーモンドのアクセントが良かったです。
◆ネパール【バターチキンおにぎり】
日本人にも人気のバターチキンカレーをごはんに混ぜたおにぎり。
スパイスとひき肉との相性もピッタリなおにぎり。
◆フィリピン【アドボおにぎり】
「アドボ」は、具材を醤油と酢でマリネしたものを指し、フィリピンのローカルフード。豚バラ肉を炒め、フレーク状にほぐし、ごはんに混ぜたおにぎり。
豚バラ肉と醤油、にんにくとごはんの相性がピッタリ!
◆タイ【ガパオワー(パワー オブ ガパオ)】
タイの人々にとってのローカルフード、「ガー・パオ・ムー・サップ」のように、スパイシーで甘辛い味付けのひき肉や赤ピーマンをごはんに混ぜたおにぎり。
赤ピーマンがアクセントになっていて、食べやすい美味しいおにぎりです。
◆ベトナム【クンおにぎり】
独特の風味があり、お土産としても人気のあるベトナム塩で炒めた、鶏肉や色鮮やかなパプリカをごはんに混ぜて、ごま油で風味付けしたおにぎり。
パプリカの彩も良く鶏肉との相性もピッタリ。手の平にごま油を数滴たらして、にぎる発想には驚きました。
各国のおにぎりは100個限定で来場者にも振舞われ、「初めて食べた味に感動した」「子供も楽しめた」など多くの感想が集まりました。また審査の結果、各チームに審査員賞が贈られ、表彰状が授与されました。
南魚沼産コシヒカリ × 国際大学
Rice Ball →「ONIGIRI」
次回は、学生が開発しているところからメディアに入ってもらったり、食材を混ぜる部門、具材入り部門を設けたり、南魚沼市地域部門のおにぎりなど次回に向けての話も進みました。
このイベントを通じて、Rice Ballではなく「ONIGIRI」として、お互いの国で親しまれる料理になり、両国の架け橋になってもらいたいです。